4年ぶりにロンドン。

2008年1月20日(日)ロンドン上陸7周年記念 ~その2

みんなが働いているころ、私はFLAT探し。

Lootをニュースエージェントで買って、Flat貸しに電話しまくり、アポを取り、1時間かけてセンターへ出向く。

アレだめコレだめと1ヶ月かけてやっと見つけたFlatは夢のSwiss Cottageで値段もお手ごろ。

とりあえずのFlatシェアーだからこれで上等。オーナーの韓国人も人がよさそうだし。

同じアジア人として仲良くできるかな~なんて思ってワクワクしていた私は若かった。

同居人は韓国人語学生カップル、イタリア人のナニーおばちゃん、そしてうち二人。

なんだか楽しそう。

イタリア人のおばちゃんには美味しいパスタのレシピとか教わっちゃおうかな。

韓国人の人たちとは色々遊べるかも。

なんて楽しいFlatシェアー生活が始まるのかしら♪と夢を見ていた私甘かった。

しかしそんな妄想はすぐに吹き消され、6ヶ月契約を3ヶ月に無理やり縮めて出ていた幻のFlat

オーナーの韓国人が若すぎたゆえのことだったのだろう。

幻のFlatを出る日、オーナーと同国の友人数名をわざわざ呼んで私らに何も言わせぬ風貌で睨み付け脅しをかけていたように思える。怖いというよりむかついた!

まず、借りる前は壁が真っ白だったのに(それが良くて借りたんだ!)

入居が決まり鍵を貰って部屋へ入ったら・・・

壁が韓国色のマッカッカ!まっさっか!←なんて言っている場合じゃない。

あちゃー・・どころじゃないよ。

気が滅入る。

広く感じた部屋も狭く圧迫感がある。

は嫌いじゃないけど壁にはレストランとかじゃないんだからちょっと勘弁して欲しい。

なんだかグサッと裏切りを感じた。

でも社長宅から出たばかりだし、送ってもらった社長も部屋を見てビックリして苦笑していたけど、

「戻らせてください」なんて言えないし。


デポジットも1か月分払っているし、とりあずここに住まない事には・・・

とりあえず、年下の大家へ壁について頑張ってクレーム。

不満ありげなお顔をいただいた。

見えないように握りこぶし。こんにゃろ。

とりあえず、いつか私らが出かけている間に塗り替えてくれるという。

よし。よく言った。褒めてつかわそう

次にオーナーと同国人のカップルたち。

これがまたねぇ。

トレペは人のを使う。

シャンプーも人のを使う。もちろんリンスもボディシャンも。

油にミルクお前のものは俺のもの。

まるでジャイアン

キッチンに置いていた私らのミスです。そうです。そう思います。

そんな風に思っていても彼らはジャイアン

キッチン掃除しない、トイレ汚く使う、バスルームもだめだめ。

すれ違いざまに睨む。ギロ。

なんだかな。なんだかなー。

さすがにジャイアンには人の心はあるぞ!

もう無視することもできない。

意見を言ってみた。

ムッとされた。

うううう。。タイキック習っておけばよかった。

イタリア人のおばちゃんは包丁を振り回しながら話す。

話す内容も怒り話だから余計に怖い

こっちに刺さっちゃうよ。おばちゃん。興奮しないで。

おっと。うまくよけれたよ。

おっとおばちゃんの顔に刺さっちゃうよ。

パスタのレシピどころじゃないぞ。

なんだかな。なんだかな。なんだかなーーー!

なんだんだ。このFLATは!

私も精神的に狂ってくる。

旦那が遅い。「おぬしだけ外で楽しみやがって」

仕事の付き合いだからしょうがない。

真っ赤な部屋で真っ黒な顔をして絶望を抱きながらベッドの横でうずくまる。

仕事探しを始めた。一刻も早くここから出たくなった。

韓国人のオーナーが壁を塗り替えてくれるという約束を覚えていて実行してくれるという。

ああ、捨てる神あれば拾う神か。

改心したのね。良い子ちゃん。

これで白くなったらまた少し頑張れるな。よし。ポジティブ!

期待を胸に仕事の面接へ行き疲れて帰ってきた。

ドアを開けペンキ臭さと驚きで半べそ状態に陥る。

とうとう気が狂ったと思った。

壁に白色がある。確かに。でも・・でも・・・違う!

赤い壁全体に手の跡がいーーっぱい。わーい。

ある意味アート。またはオカルト映画のワンシーン

手に白いペンキをつけてベタベタはんこ状態。何人のゾンビでやったんだろう。

赤い壁から何百人の白い手が飛び出ているように見える。


イメージ

なんじゃこりゃー。白いジーパンの逆バージョン。

頭に血がカーーッて沸騰して茶でも沸かそうかい。おじいちゃん。

ぼけそうになる。

正直、本気で怖かった

壁の色も、このアイディアを思いついたオーナーも。

ある意味いじめ?出て行けって事?逆にかっこいいとか思ってやったの?

わからなかった。

笑えない壁に笑えた。

そんなんであんなクリーチャー's FLATにいたら気がおかしくなるので

即次のFlatを探して移り住んだ。

つづく。。。