4年ぶりにロンドン。

2008年1月24日(木)ロンドン上陸7周年記念 ~その7

インベスティゲーター。聞きなれない言葉だ。

マイクはカウンシルから派遣された調査員でこの辺りで又貸しがないか調査中だった。

私たちがジョンから借りていたFlatはカウンシルFlatだった。

ジョニーは安い家賃を区に払い、私たちからはその3倍近くぼったくり、甘い汁を吸っていた。そりゃー優しかったわけだわ。

それに大家が一緒に住んでいなければFlatの賃貸行為は違法になるという。

それが今、私たちの証言で裏付けされたのだ。

なんだかわかんないけど、冗談じゃない。

そしてマイクは

「すぐに家の鍵を替え、ジョニーとコンタクトをとらず、もし何かあったらポリスを呼びなさい。(何があると言うのだ!)このことはジョンに伝えてはいけな い。もしかしたら、裁判沙汰になるかもしれないので気をつけて。(裁判?!) あとこのままここに住むわけにはいなかいので2ヶ月以内に出て行ってくださ い。(マジっすか?!)」

などと区から派遣された使者はこういった。

ポリス”、”裁判”という言葉に異常に反応してしまった私は様々な悪い情報や噂などが頭の中を駆け巡り不安と恐怖で一杯になった。

そして私たちは2ヶ月以内にまた引越をしなければならなくなった。せっかく1BEDの庭付きに住めたと思ったのに。。。


Bath roomの床を一生懸命掃除したことに後悔をし、たけし城が見られるケーブルテレビに悲しみを覚え、汗水垂らし、腰の高さまで伸びきった雑草たち を、日焼けとともにバーベキューする事を楽しみにしていてくれた友人たちの気持ちも報われぬまま、夢に見ていた憧れの庭付き1BedFlatを手に入れて数ヶ月と経たな いうちに、 短い初夏の思い出になってしまった。

そして、この一瞬から悪夢が始まった。

つづく。。。